アトピー 意味 – アトピーになる意味「アトピーが教えてくれるメッセージ」

アトピーになる意味「アトピーが教えてくれるメッセージ」

こんにちは、橋本麗子です。

 

身体が伝えるメッセージを受け取る事で、自分本来の生き方に気付き、

人生を変えていくお手伝いをしています。

本日は、アトピー（アトピー性皮膚炎）ついてお話しさせていただきます。

 

アトピーの語源

「アトピー」という言葉の語源は、

ギリシャ語の「ATOPOS」からきており、

と言う意味があるそうです。

 

家族内・家庭内に発生する奇妙なアレルギー病を指し、

先天的に過敏症を起こしやすい体質のことを1923年に「アトピー」と名付け、

その中でも肌に現れた湿疹を「アレルギー皮膚炎」という病名で呼ぶようになった

経緯があるそうです。

 

アトピーの症状

アトピー性皮膚炎の症状は、

強いかゆみが伴う湿疹で、

「赤いブツブツ」、「ジクジクで液が出る」、「ボロボロ皮がむける」

長引くとかくことで皮膚が「硬くゴワゴワ」になっていきます。

 

体の左右対称にあらわれることが多く、

ストレスの影響を受け、よくなったり、悪くなったりを繰り返してしまいます。

 

症状ももちろんではありますが、

皮膚の表面、隠せないところに表れてきてしまうため、

しんどくなってしまい、人に会うのが辛い、と

どうしても同時に精神的にも追い込んで行ってしまいます。

 

何とかよくなりたい、

きっとこれまでも様々な事にトライされてきて、今もきっと、、、ではないかと思います。

 

これは、アトピーに限らず、病気の全てに言える事ですが、

肌の細胞も脳の細胞も神経細胞も全て一緒。

 

脳が何に対して反応をし、何のために症状で表現してくれているのか、

根本的な原因に目を向ける事で、

病の元となるものを根っこから外し、改善の一歩へと近づいていきます。

 

とてもしんどい時は、薬に頼ることもあると思います。

ただ、身体を薬のコントロール合わせるのではなく、

自分が自分の身体をコントロールできると言う意思に変わるよう

アトピーが表すメッセージもご参考にしていただると嬉しいです。

 

アトピーからのメッセージ

アトピー皮膚炎は、

病原体の侵入に対して防御機能が低下した状態、皮膚に症状が表れます。

皮膚は、外側の影響から身体の内側を守る、バリアがお役目。

内側が自分と見立てると、外側は他人という意味になります。

 

自分対他人、そこを守る力が弱まり、肌が反応しているということは、

ということになります。

 

さらに、そのかゆみをコントロールできないのですから、

本当の自分（内側の自分）は、

私はこうありたい、私はこのような人間だと思っていても、

外側にいる他人のコントロールにより、

自分はコントロールされている、どうすることもできないと感じているかもしれません。

 

他人が自分をどう見ているか、どう評価するか、

そこに抵抗していたり、意識してはいないでしょうか？

イライラ、もどかしいといった

どうすることもできない苛立ちや怒りはないでしょうか。

 

例えば、親から言われ続けた

 

周りの人が「あなた」という人間を評価する言葉、

その言葉を忠実に守ろうと頑張ってきませんでしたか？

 

また、

この世は、原因があって結果があります。

 

肌にトラブルを起こし、人と会えない状況を作った、、、

それは、触れ合いたくない、会いたくない相手と距離を取ることができた、

と言う結果を生み出します。

会わずに済むことで、自分を守ることができた、という結果を得られた覚えはないでしょうか。

 

 

「かく」という行為の意味

医学的に、アトピー体質の方が、

ストレスを感じたときにかゆいところを掻いたりこすったりするこの行動のことを

「掻破（そうは）行動」と呼ぶそうです。

かゆみを感じた時に、かくと気持ちが良いですよね。

 

気持ち良い事で、ストレスを和らげたり、イライラをおさめたりしてくれます。

それが習慣になってしまうと

かゆみがないときにもかいてしまったりするために、肌のバリア機能を破壊。

そのせいで炎症が悪化し、さらにかゆみや湿疹を引き起こすという悪循環になってしまいます。

 

私はアトピーではありませんでしたが、

20年程、ひどい蕁麻疹に頻繁に悩まされていて、

痒くて眠れない日々が続いていたことがありました。

 

蕁麻疹を克服した今も、「かく」と言う習慣が抜けず、

ふとした瞬間に腕をかいていたりして、

友人に「腕かゆいの？」と指摘されることが何度となくありました。

それが実は、不思議な事に、

発疹が出ているわけでも、特に強いかゆみを感じているのでもありません。

なんとなく、「かゆい」と感じ、かいていたのです。

 

それが「かく」行為の意味を知り、

改めて振り返ってみたら、

蕁麻疹は対人関係においてストレスを感じたり、疲れが溜まった時、よく出ていた事を思い出した。

 

そして、克服した後も

そんな不安や怯えを抱えている時に、「かく」という行為をしていた事に気付きました。

だから、かゆいわけではないのです。

 

「不安」や「怯え」を感じると

かつて「かいて」不安や苛立ち、怯えを和らげていたのを脳が覚えていて、

その感情を緩和するために、無意識に習慣を繰り返していただけだったのです。

 

脳は、感情とともに、それが正しいか正しくないかに関係なく、

無意識に覚えた習慣を繰り返します。

そして、同じ細胞、遺伝子情報を持つ皮膚も

その時の記憶を細胞の中に収めているため、反応しているのだと改めて実感しました。

 

 

肌にかゆみを覚えた時、

どのような時にかいてしまうか、

また、かゆみの症状が出る前の状況はどんなものであったか、

客観的に振り返ってみてください。

すると、自分が繰り返し、身体に反応させている無意識の習慣に気付くかもしれません。

 

生まれた赤ちゃんやお子さんにアトピー症状がある意味

最近では、生まれた時からアトピーの症状を持つと言うお子さんのお話もよく聞きます。

胎児は、母親の遺伝子の影響とともに、

母体の中にいる状況にとてもよく影響を受けます。

お腹の中で一緒になって行動をしているのですから、

ママの思考、ママの言葉、全て自分のものと認識していきます。

 

妊娠中は、イライラせず、

穏やかにゆったり過ごしなさい、と昔から言われてきた意味はそう言う事だったのですね。

 

お子さんがまだ自分のはっきりとした意思というものを持たない時の症状は、

実は、母の心の状態の投影であることがほとんどです。

お子さんを授かった時の状況、

お腹の中にいる時の状況、はいかがでしたか？

対人関係にイライラしたり、

周りの期待通りに完璧にやらなきゃと頑張ってはいなかったでしょうか。

 

もし、心当たりがあるとすれば、

今、目の前のお子さんがママの代わりに身体を張って表現してくれている事になります。

 

だからと言って、「罪悪感」を覚える必要はありません。

お子さんがアトピーになってしまうと

自分のせいではないか、

悪化したらどうしようと、気を遣いすぎたり、考えすぎたりしてしまいがちですが、

お子さんはそんなママを望んでいませんから。

 

それよりも、「母親だから私が何とかしなきゃ」「私が頑張らなきゃ」

その縛りを解いてみてください。

頑張る自分に価値を持つことを手放していきましょう。

小さな命そのものに価値があるように、

大人になったあなたもそのままで価値があります。

 

この世の全てをコントロールすることは、不可能と言うことを

お子さんは伝えてくれています。

しっかり、メッセージを受け取って、肩の力を抜いて、笑顔になれる方法を見つけてみましょう。

 

まとめとアドバイス

私たちの身体の細胞は、３ヶ月ごとに代わり、1年で全ての細胞は入れ替わります。

色素沈着している肌も必ずターンオーバーしていきます。

長く続く症状には、

「治りたい」と思いながらも、

その症状を持つことで得られるメリットが心の中に隠されています。

 

そこに気付き、外からのコントロールから、

自分を守ろうとバリアする気持ちをゆっくりほどいて行ってください。

口で言えば済むことを

身体で表現してくれているのが、身体の症状（病気）です。

 

薬で抑えていた症状を

薬をやめることで出る好転反応と同じように、

自分の気持ちを抑えるのをやめようとすることは、

これまで体験したことない、

抵抗やモヤモヤ、ざわざわした反応が心に現れてくることがあるかもしれません。

でも、

そこを乗り越えたら、内と外の壁は必要ないのだと気付くことができます。

人の身体には、意思ではコントロールできない自然治癒力が誰しも備わっていることを

忘れないでください。