円形脱毛症になる意味「円形脱毛症が教えてくれるメッセージ」
こんにちは、橋本麗子です。
身体が伝えるメッセージを受け取る事で、自分本来の生き方に気付き、
人生を変えていくお手伝いをしています。
本日は、円形脱毛症ついてお話しさせていただきます。
円形脱毛症の原因と症状
円形脱毛症は、よくストレスが原因と言われていますが、
ストレスは発症のきっかけにすぎず、「自己免疫疾患」のひとつだと近年では言われています。
自己免疫疾患とは、身体に入ってきたウィルスや異物に対し、
異物を攻撃してくれるTリンパ球という細胞が異常を起こし、
正常な細胞を攻撃してしまう症状のことを言います。
円形脱毛症の場合、このTリンパ球が毛根を攻撃してしまうため、
髪の毛が抜けてしまいます。
なぜ自己免疫疾患が起きるのか、医学的には完全に解明されてはいなく、
円形脱毛症も他の自己免疫疾患(アトピーやリウマチ、橋本病など)と併発する場合も
あります。
円形脱毛症の種類は、一箇所だけで済むものと重症になるとあちこちできる「多発型」、
後頭部や側頭部が抜ける「蛇行型」、すべてがなくなる「全頭型」、
その他体毛もすべて抜けてしまう「汎発型」があります。
ストレスとホルモンの関係
自己免疫疾患は、自分で自分を攻撃してしまうわけですから、
何かを理由に、とても自分を責めている状態と考えられます。
心理学では、何か問題が起きたとき、
に分かれると言われており、
自己免疫疾患は、後者の思考を持つタイプの人に表れてきます。
ストレスは大敵と言いますが、
この世から、ストレスがなくなるということはありません。
本能だけで行動すれば、人間社会は無秩序になってしまう。
理性があるから、社会のルールがあるから平穏に暮らせるというのもあると思いますし、
また、実は
自分で決めたことを行動に移すときに降りかかるストレスは、
私たちにとって良い意味でプレッシャーとなります。
自主的に動こうとしたものに対し、
脳は、それを克服してやろう!とドーパミンが活発になりだすのです。
ストレスは、本能を司る部分の脳と理性を司る部分の脳で摩擦が起きた時に感じるものなので、
自分がやりたい!と思うものには、脳の活動は積極的に動きます。
ですが、問題は、自分以外のものが原因になった時です。
自分の望み本能とは別に理性の部分が働いて行動しようとしているので、
すると脳は、
やりたいわけではないのにやらなければならないのですね、と苦痛を感じてしまい、
ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を活発にします。
コルチゾールは、
があるので、
これが継続的に出だすと、代謝や身体全体のバランスが崩れてきてしまうのです。
髪の成分は、主にタンパク質。なるほど、、という感じです。
円形脱毛の症状が出た時は、コルチゾールが一気に分泌された後になりますので、
ストレスの発端となった原因は、今ではなく、3ヶ月ほど前に起きた事だったりするのです。
ストレスに対する考え方について
「ストレス」と言っても、
実は正体があるわけではなく、目に見えなければ、形で表せるものでもありません。
なのに、「ストレスがある」「ストレスがかかっている」と言葉で表現し、
脳に伝わることで、私たちは、
「ストレス」があたかも不快なものがそこに存在しているかのように扱ってしまいます。
あるのは、その圧力がかかるような感覚。
その感覚を和らげていくのは、これまで無意識に抱えてきた
と言った
自分を抑えていた思い込み(信じ込み)を崩していくことが一番の道だと思います。
私たちがストレスを感じるのは、
大抵自分の望みが叶わなかった時、思い通りにならなかった時。
別な視点から物事を見る癖がつくと
実は自分がそう思い込んでいただけで
それが正しい答えなわけでも、答えが一つではないと気付いていき、
どんどんと楽に、生きやすくなっていきます。
円形脱毛症を繰り返していた頃について
私は30代の時、何度も円形脱毛症を繰り返しました。
あの時を振り返ってみても、
初めての子育て、子供を連れての海外生活と登校拒否、
夫は仕事が忙しく、悩みを相談できる人もいない、
「一人でなんとかしなきゃ」と、「誰も私を助けてくれる人なんかいない」、と
自分で自分を縛っていました。
実は、これは私が幼少期に自分を守るために身につけた思い込みから来ていました。
今でも、つい何か起きると、
うちにこもり、一人で解決しようと試みてしまうので、
と切り替えています。
抗がん剤治療をした方が、
と仰っていました。
「髪は女の命」
これは、昔良くTVから流れていた、シャンプーのCMのキャッチコピーです。
繰り返され耳に入るうちに、いつの間にか私たちの潜在意識に入り、
あたかもそれが当然のごとく無意識は感じてしまいます。
髪を失うことは、女性としての命(価値)を失う、、、私にもそんな恐怖があったと思います。
円形脱毛症は、正直繰り返す確率が高いです。
ストレスを感じやすい気質であるのと、
一度経験してしまうとまたなるのではないかという不安が意識に入っています。
皮膚科の治療法が合う方ももちろんいらっしゃるかと思いますが、
私の場合は合いませんでした。
それよりも、繰り返さないためには、
身体が何を表現してくれているのか、発症を引き起こす根本的な原因と向き合っていくことが
とても大切だと感じています。
円形脱毛症からのメッセージ
髪は、私たちの頭皮を守るために存在します。
そして、頭皮の奥には、大切な脳。私たちの要です。
そこに守りがないと伝えているので、とても無防備。
と不安な状態が続いているのを示しています。
「私は守られていない」「私には守る盾もない」と思っているので、
ストレスという見えない敵になすすべもなく攻撃されてるように感じますし、
ショックが積み重なると
無力感、自分への無価値観、絶望感へと繋がってしまいます。
もしかしたら、その気持ちを埋め合わせるために、誰かを守ること、誰かの役に立つことに
一生懸命になっているのかもしれません。
そして、髪の毛は身体の一部です。
その一部を失うことを自分に同化していまい、
これまでに失ったもの、これから失いそうなものと自分を重ね合わせ
自分があたかも無くなってしまうかのように感じているかもしれません。
以前、東洋医学も合わせて治療している皮膚科の先生に、
と教えていただいたことがあります。
だから、君の命を守ったのだよ、と。
血液は、身体全身を自由に循環して動いていくので、「生きる喜び」が表現されたものになります。
命を守る最低限の働きだけで、余力がないのですから、
そこには、
「自分の人生には喜びがない」「自分には人生を喜びが与えれらない」という
メッセージも込められています。
人生の喜びは、本来なら自分で創り出せるもの。
にも関わらず、脳にその意識があるということは、
これまで、
自分は誰かにコントロールされていると感じる生き方してきたのではないでしょうか。
まとめとアドバイス
「かみ」は、「髪」でもあり、「神」でもあります。
私たちの心臓や血液は、自分で「動け!」とコントロールして動かしているのではありません。
では、誰が動かしているのだろうと考えた時に、
私は生かされているのだな、そう思うようになりました。
私たちは、何も持たずに生まれてきて、何も持たずに亡くなっていきます。
それが人一人の生き方。
そうなると今、所有していると思うものは、すべて最後には失っていくもので、
私のものではなく、そこに執着する必要はないのですよね。
この身体も神が生かすために、「今の私」という一つの人生を与えたのなら、
どんな生き方を神は私に求めているのだろう、
それが今を生きるのに大切なことなのだなと感じています。
まとめると、円形脱毛症からのメッセージは、
このように言えるのではないかと思います。
それともう一つ、
髪は、神とコンタクトするためのアンテナの役割もあるそうです。
思わずゲゲゲの鬼太郎を思い出してしまいました(笑)
円形脱毛症になる方は、常に気を張った状態の方がほとんどです。
ぜひ、生きることにゆったりと身を預け、
血液が全身を自由に勢いよく巡っているのをイメージしてみてください。
ただ、そこにいるだけで、生きていることの喜びと感謝が湧き上がってくるはずです。