身体の不調に苦しんでいる方へ「身体が伝えてくれるメッセージ」
こんにちは、橋本麗子です。
身体が伝えるメッセージを受け取る事で、自分本来の生き方に気付き、
人生を変えていくお手伝いをしています。
本日は、健康診断や血液検査に異常が出ないのに、身体の不調を感じている方に向けてお話しさせていただきます。
どこの科を受診したら良いかわからない
病気になった時、
日本の医療はとても進んでおり、安心して受けられる素晴らしい国だと思っています。
急な症状や怪我と言った場合には迅速な対応で、
救急車もすぐ来てくれ、私の両親も私の家族も何度も助けていただきました。
ですから、決して西洋医学を否定するわけではありません。
ただ、病院という場所は、
病名がついたり、症状が出たりしていると的確な対処療法をすることができますが、
原因がわからない場合や検査結果に異常がない場合には、
明らかに症状が出ていても、何も施すことができない場所でもあります。
診察も専門部位に分かれているので、
あちらこちらに不調が出ているといった場合、
全体的に調子が悪いといった場合、
何科にかかったら良いのかわからないという問題が起きたり、
症状に応じで、複数の科を受診する必要が起き、
それぞれの科で薬を処方してもらうため、何種類もの薬を飲まなければならなくなるという事が
起きてしまったりします。
例えば、
「お腹が痛い」という症状が起きた時、
何か食べ物に当たってお腹を壊して飲むお薬と、
原因がわからず、お腹を壊して飲むお薬とに処方される違いはありません。
原因が違うのに、どちらも「整腸剤」をいただくことになります。
私も本当に長い間、気付いていませんでした。
「お腹が痛いからお薬を飲もう」
「風邪を引いたから、お薬をもらおう」
それが自然な行為で、
なぜお腹が痛いのだろう、なぜこんなによく風邪をひくのだろうと
病気そのものの原因を知ろうとしていませんでした。
今のしんどい状況をなんとかしたい、そこを通り過ぎれば何とかなる、
とばかり考えていました。
結果には必ず原因がある
結果には、必ず原因が存在します。
今、症状が出ているからには、いくら検査で何も出なくても必ずどこかに原因があります。
「病気を治すのはお医者さんの仕事」
と一方的に思っていると、
検査結果で何も出ないとどうして良いのかわからなくなってしまいます。
私もかつて、身体に症状が出て、まともに立つことさえできなかったのに、
検査結果は全て異常なしでした。
お医者さんに「私には治せません。必要なら心療内科をご紹介します。」と
言われた時の絶望感はいまだに覚えています。
私を治してくれる人はいないの?と思っていました。
病気になった時、症状が起きた時、
病院では、臓器としての医学的原因はわかっても、
どうしてこの症状が出るようになったのか要因まで探ることはありません。
身体や臓器の機能が働くか否かが第一優先ですので、
その時の最善の状態にまで戻そうと全力で取り組んでくれても、
お医者さんは、次から次へと多くの患者さんを診断していかなければならないのですから、
患者さんが普段どういった心の内面を持ち合わせているかまで、
関わることはとても難しいのが現実だと思います。
このブログでは、いくつかの病名における身体からのメッセージをお伝えしていますが、
「医学的にも原因がわからない」とされる病名も実はとても多いのです。
ですから、症状の改善や対処をお医者さんにお願いはしても、
その根本原因について、見つめる大切さにも気付いて欲しいのです。
以前の私は、とても身体が弱く、小さい頃から、しょっちゅう具合悪くしていました。
そんな風にばかり思っていました。
今なら、わかります。
病気になるきっかけは、人によって様々ありますが、深い深い場所では一緒です。
私の身体なのに、誰かが治してくれるのを期待して待っていただけでした。
身体の声を聞こうとせず、周りの環境、状況がよくなる事ばかり考え、
私は、私を生きていませんでした。
身体は、ちゃんと正直に声を上げてくれていたのに、
私はそれに耳を傾けることなく、
それどころか、「こんな弱い身体いらない」とないがしろにしていたのですから、
良くなる所か、
何度も何度も同じ症状を繰り返したり、別な病気になったりするのは必然でした。
病気は悪者ではなく、気付かせてくれるもの
「病気」と聞くとどんなイメージが湧くでしょう?
痛い、辛い、苦しい、悲しい
いわゆるネガティブなワードが並ぶので、
そのような体験を喜んでしたい方はいないでしょうから、
「病気」は嫌なもの、悪いもの、といった感情が働くのではないでしょうか。
もしくは、「あってはならないもの」「避けたいもの」と。
それでは、なぜそのような嫌な体験をわざわざしなくてはならないのでしょう?
「この世に起きることは全て必然」とよく言われますが、
病気においても、それが必然だったと考えるとどんなことがわかるでしょうか。
人は、健康であるときに、「病気」のことを真剣に考えることはありません。
悩んだり、苦しんだり、痛い思いをした時でないと
立ち止まったり、自分と向き合ったりする事は、ほとんどありません。
もし、身体を休めたいと思っていても、我慢し続けて、
心や身体に負担をかけ続けていたとしたら?
本当に望んでいる事は別にあるのに、
無理をしたり、思いを抑えて不本意な行動をし続けていたとしたら?
その全てが無意識で繰り返していたら、
いったい誰がどうやって、あなたに教えてくれるのでしょう?
心と身体は全て一つに繋がっている
受精した時のことを想像してみてください。
私たちの身体というのは、
母胎の中で、パーツを一つずつ組み合わせて作られたロボットではありません。
一つの細胞からどんどんと細胞分裂を起こし、ひとつの肉体が生まれました。
最初に脳、耳、大腸といったように。
脳の細胞も、臓器も皮膚も同じところから出来ているのです。
症状が起きたとしてもパーツ毎分析して考えるより、
脳の影響を受けていると考える方が自然に捉えられないでしょうか。
私たちの身体、全身の細胞はバラバラに存在するのではなく、全て繋がっているのです。
そして、脳は全ての司令塔です。
脳の判断が全身に指令を送るのですから、
脳の中にある意識により、
人はどう考え、どう動くかで、身体への反応が変わってきます。
脳の中で感じる感情の反応が、細胞に及ぼす影響を無視することはできないのです。
脳に影響を及ぼす潜在意識
私たちの脳の意識は、簡単に分けると「顕在意識」と「潜在意識」に分かれます。
残りの97%は無意識領域、「潜在意識」です。
この無意識の中には、その人が生きて行くにあたり、
過去の経験の積み重ねによる習慣や信じ込み、
外からの情報や常識といったものが積み込まれています。
習慣というものは、
朝起きて顔を洗ったり、歯を磨いたりするのが自然の流れでできるように
とても大切なものです。
なぜなら、毎朝目が覚めるたびに、
水はどうやって出るのか、歯ブラシはどう使うのか、悩むわけにはいきませんから。
そもそも習慣や常識という知識がなければ、歯を磨くことも、
そのために必要な道具も認識する事はありません。
なので、無意識に行動できることの殆どは、必要でありがたいことです。
ですが、一方で、
病気であったり、辛い悩みを抱えている方のカウンセリングをしていくと、
本人の何気なく口にした言葉の中に、
と感じるその人ならではの信じ込みが表れてきます。
無意識から出ている言葉ですから、
本人にとって「当たり前すぎて」「不自然ではない」信じ込みなので、
全く気付いていません。
その信じ込みが、その人にとって大切で、願いで、必要なものなら、
悩んだり、苦しんだり、痛い思いをすることはないでしょう。
ですが、心の奥の奥で違和感を感じているのに、無意識だから本人は気付いていない、、、
だから、脳はなんとか知らせようと行動に移すのです。
全てを現実化させる潜在意識
また、潜在意識は、その人の思考をそのまま現実化させると言われています。
単純に考えても、
97%もの力が、
3%の現実社会に全く影響を与えていないなどと言えるはずもありません。
私は、小さい頃から病気を頻繁に繰り返し、身体が弱く育ってきました。
「私は身体が弱い」
両親から頻繁に発せられたこの言葉の影響もあり、
私の無意識層にはしっかりとこの意識が根付いていました。
子供の頃の脳は、いろんなものを見て、聞いて、感じて、吸収しようと柔軟です。
大人のように多くの人と関わり合うわけでもなく、
常識や世間体、情報で詰まっているわけでなはないので、
目の前にいる関わっている人が全て。
その時、感じたままを素直にダイレクトに受け止めていきます。
子供から勧められたある漫画で、
という表現がされており、とても納得しました。
私の脳は、「身体が弱い」という形の信じ込みが入ったまま固まってしまったため、
大人になっても無意識に疑うこともなく、現実化し続けていたのです。
自分の人生は、自分が歩んできたものですから、その世界が全てです。
自分が考えてきたことは「正しい」し、自分が経験したきたことは「当たり前」です。
でも、もしかしたら、それは「当たり前」でもなんでもなく、
大人の自分にとってはまるで必要のない
幼い時の体験で固まってしまっただけの意識かもしれないのです。
あなたの中にある無意識に固まった意識です。
誰かの力を借りたとしても、自分の意思で気付いて壊して行くしか壊しようがないのです。
まとめとアドバイス
たとえ、健康診断で異常がでていなくても、
元気でいたいのに、体調がだるいとか、 何もやる気がでない、毎日きつい。
そんな風に感じているなら、
せっかく出している身体のサインを見逃さないでください。
病気にはなりたくないから、
病気を治したいから、
食生活を変えよう、体質を変えよう、運動しよう、とまず人は考えます。
でも、これは私たちの意識できる行動範囲での
たった3%の顕在意識での変化でしかありません。
もちろん、それもとても大切なことです。
ですが、それに加えて、、、
いえ、それよりも、97%の無意識の中に
身体にサインを送らせている根本的原因にもぜひ目を向けてみて欲しいのです。
97%の力を味方にすることができれば、
3%の行動などすぐに変化を起こすことができます。
人はとても弱い生き物です。
にも関わらず、
「弱い」のを見せたくなくて、傷つくのを感じたくなくて、
無理な頑張りを続けている人たちがとても多いと感じています。
そして、その無理の積み重ねが、
大きな病気へと引き起こすきっかけへと繋がっている場合がほとんどです。
私たちの細胞は、何もなければ120年持ち、それ以降は自然と壊れて行くそうです。
そして、その細胞は、子孫へと受け継がれて永遠に続いていきます。
それよりももっと手前で「人は、いつか病気になる」のは、当たり前でもなんでもないのです。
どんな記憶を残した細胞をこの先の子孫に残してあげたいでしょうか。
今、ここにある身体を全ての事から100%守り続けられるのは、あなた自身です。
身体はいつも誰よりもそばにいて、
健康で幸せに暮らして行けるよう
味方であり続けていることを忘れないでいただけたらと思います。