花粉症になる意味「花粉症が教えてくれるメッセージ」
こんにちは、橋本麗子です。
身体が伝えるメッセージを受け取る事で、自分本来の生き方に気付き、
人生を変えていくお手伝いをしています。
本日は、花粉症ついてお話しさせていただきます。
春の時期になると
花粉症に悩まれている方が多くみられすよね。
反対に、花粉症ではない、というと珍しがられてしまうくらい
日本人がかかってるのが当たり前くらいの症状の一つになってしまいました。
「現代病の一つで、花粉症であってもおかしくない」
それは果たして本当なのでしょうか?
私も数年の間、頭痛の症状が出る花粉症を患っていましたが、今は症状が治まっています。
デトックスはいいよ、と身体のデトックスを意識する人はいても、
脳のデトックスを意識する人はあまりいないのですよね。
ですが、
身体は脳の指令を受けて動いている存在です。
脳の中にある意識に気付いてみると何か答えが見つかるかもしれません。
花粉症とは、花粉症の症状について
花粉症は、目や鼻から入ってきた花粉を
免疫システムが「異物=敵」とみなして、敵に対する抗体(IgE抗体)を作ります。
花粉に触れるたびに作られるため、少しずつ体内に蓄積され、
その蓄積量があるレベルに達すると、
次の花粉が入ってきたときにアレルギー反応を起こし症状を出します。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙、
どれも入ってきた花粉を取り除こうとしている反応です。
IgEは、元々は寄生虫に感染したとき、腸内に定着するのを防ぐ役割のものですが、
最近では昔と違い、寄生虫を持つ人が少なくなり、花粉に反応するようになったとも考えられているそうです。
アレルギー反応を引き起こす
花粉症の人には抵抗あるヒスタミンですが、これは血管を広げる役割をします。
ヒスタミンがあることで、ガンになりにくかったり、動脈硬化になりにくかったり、肥満防止、
脳の動きを活発化するなど、
やはり体内にあるものですから、身体にとって必要な役割があります。
その働きを薬で抑えるので、薬を飲むと副作用が出てしまうのも
ある程度仕方がありません。
とはいえ、かかっている人にとっては、
仕事はおろか、通常生活もしんどいほどの症状に悩まれているのも事実。
花粉症の症状が教えてくれているメッセージをお話ししていきましょう。
花粉症からの3つのメッセージについて
以前、花粉症のお薬のCMで、
杉の花粉が巻き散るものがありました。
あのCMを見たとき、花粉症の人はもちろんですが、
そうでない人も、花粉が覆いかかってくるようなイメージがわきませんでしたか?
そして、
何だか急に、鼻がムズムズ。。。
花粉症の方は、それがそのままメッセージになります。
一つ目は、
という心の状態を表しています。
「何かに襲われている」
「何かに追われている」
「逃げられない」とイメージしたら、何が思い浮かぶでしょうか。
それを改善したいと思っていても、
今の自分の現状では、いっぱいいっぱいで受け入れることができない、
逃げ出すことも、変えることもできない。。。
そんな風に感じていることはあるでしょうか。
人の身体は、余分なものは、体内から排出することでバランスを調整しようとする働きがあります。
涙、鼻水、くしゃみ、咳、
一生懸命排出して、デトックスをしようとしているのです。
また、2つ目は、受け取る器が一定レベルになったために、排出の症状が出ているので、
と言った自分の価値に対して、自己否定が入ってはいないでしょうか?
自分の内側に、自分へ否定の気持ちが入っていると
望みと現実の間にギャップが出てしまうので、悩みや葛藤が生まれます。
こんなはずでは、、、
どうしてこんな風になってしまったのか、、、
そういった気持ちが隠されているかもしれません。
3つ目は、先程、現代病のひとつと言いましたが、
花粉症でない人を探すより、花粉症の人を探す方がとても簡単です。
「同病相憐む」
同じように辛い思いを経験すると共感したり、分かち合うことができます。
人にはもともと集団欲と言って、誰かと関わっていたいという願望があります。
病気よりも孤独の方が耐えるのが上手ではありません。
「孤独になりたくない」そんな思いが強い場合、
という意識が芽生えます。
すると、無意識に花粉症の症状が現れる場合があるのです。
つまり、花粉症からのメッセージは以下の3つになります。
思い当たることはあるでしょうか?
花粉症、症状別メッセージ 目と鼻について
それでは、さらにどこに強い症状が出ているかで
それぞれの部位のメッセージを受け取っていきましょう。
目
目は前を向いています。未来に対して、見通せない。
何かと向き合うことができない。
見たくない現実が起きていると恐れを感じていると目に症状が出てきます。
そして、「かゆみ」は、抑えきれないイライラとした感情が表現されたものなので、
「かゆいところをかく」という行為は、
イライラしたストレス感情を緩和し、癒すことに繋がります。
人がストレスを感じる時は、
「本当はこうしたいのにできない!」と
自分の望み通りにならないことへの苛立ちがほとんどです。
「目のトラブル」は、
自分が未来に何を望んでいるのか、
「目」でしっかり向き合いましょうというメッセージが込められています。
「目は口ほどに物を言う」
昔からの言い伝えは、すごいなといつも思います。
どんなに口から綺麗事を言おうが、口元だけ口角をあげて笑おうが、目は嘘をつけません。
感情があるか、ないか、
愛があるか、ないかは目を見れば伝わってくるもの。
我欲になれば、それは相手にも必ず伝わっています。
自分がどんな目つきをして話しているのか、自分からはわからないため、
どう見えているのか、相手の反応を通して気付くしかありません。
その目を手で擦り続けたり、涙を流して現実をぼやかしていては、
真実は見えてきませんよね。
そこに向き合う勇気を持てたら、現実は変わってくるのではないでしょうか。
「かゆみ」が伝えるメッセージについては、アトピーのところでも触れていますので、ご参考にされてください。
鼻
鼻は顔から外に突き出している部位なので、
自分を表現するもの、自己主張の象徴になります。
自分表現に対し、何かブロックがあると考えることができます。
実際、鼻の慣用句も、
「鼻が高い」「鼻につく」「鼻で笑う」などと言った、プライドに関する表現が多いです。
そこに症状が出ているということは、
自尊心や自分のプライドを損なうような思い、
自己否定が入っている可能性があります。
そして、
鼻の役割は、空気中のチリやゴミ、ウィルスなどが身体に入るのを防いだり、
匂いを感じる場所です。
生きていく上で、危険かどうかを本能的に察知するのに、匂いは欠かせません。
食べ物が食べられるものかどうか、古いかどうか、いきなり口にする人はいませんよね。
一旦匂いを嗅ぎます。
ガスも本来は無臭なのに、危険を緊急に知らせるように敢えて臭い匂いをつけています。
「鼻づまり」というのは、その鼻のお役目を止めてしまっているので、
と思ってしまっています。
その背景には、「これが自分」と表現する事に恐れや不安を感じているのかもしれません。
クライアントさんの中でも、
と言っても、
感情を長い間抑えてきた方は、
「難しいです」と、
自分を感じることも表現することもできません。
怒りを表現しようと思っても、
「嫌われるのではないか」「ワガママだと思われるのではないか」という恐れが先に出てしまい、
止めてしまいます。
こう言ったタイプの方は、
言いたいことを言って周囲を翻弄してきた人が身近にいるパターンが多いです。
その様子を見て、自分はそうなりたくないと抑えてきてしまったのではないかと思います。
自分の中にある感情を表に出してあげて、自分で受け止めてあげることと、
相手に当たり散らすのとでは、意味が全然違います。
これまでずっと抑えてきた方にとって、それは分別が充分にできている証拠でもあります。
周りを不愉快にするほどの態度に出ることは、まずありませんので、
自分がどんな感情を抑え続けてきたか、しっかり味わってもらえたらと思います。
また、「鼻水」は、ウィルスを外に出す浄化の作用です。
必要以上に多い場合は、「何か水に流す必要がある」ものはないか探ってみましょう。
過去の事にとらわれすぎていないか、
必要以上に抱え込みすぎてはいないか、
周りを意識しすぎて、自分本来の姿を見失っていないか、
自分のセルフイメージを見つめ直してみてください。
まとめとアドバイス
私たちは、先祖代々自然を愛し、自然とともに生きてきました。
それを便利優先、コンクリートで固めてしまったのは、私たちです。
今の世の中は、
便利なものを追求するあまり、
自由を追い求めるあまり、
逆に不自由な状況をたくさん手にしてしまったように感じます。
現代人は忙しすぎると言われていますよね。
現代人が1日で処理する情報は、江戸時代の時の1年分と言われています。
それでは、脳は常に交感神経ばかりが優位に働き、リラックスできる時間がありません。
寝る直前まで、スマホをみて、情報に翻弄されていては、
「寝ても寝た気がしない」状態にもなってしまうのではないでしょうか。
緊張状態が続けばどうなるか、
「春になると花粉が一斉に飛ぶ」の情報から
脳は、花粉を何か形のない別なものと対象を見誤り、自分は襲われ続けていると幻想します。
花粉症の症状は、すべてデトックス。
追われている、急かされている、という感覚を手放してみてください。
「自然をそのまま受け止める」
それは自分自身を受け止めることでもあります。
世間の価値観で、良いことも悪いこともジャッジせず、恐れや不安の幻想を手放し、
自分で、そのままの自分を満たすことの大切さを伝えてくれているのが、
花粉症からのメッセージです。
実は、クライアントさんのセッションを通して、
受け止めきれない記憶、感情が脳に記憶されていると
その季節に症状が出るというのを教えてもらいました。
花粉症も、春に出る方、秋に出る方といます。
消化しきれない記憶があった時、
同じような体感を繰り返してしまっていることがあるかもしれません。
特に春は、出会いと別れの季節です。
出会いも別れも、それが良いか悪いかに関わらず、心理的にストレスに影響します。
何か感覚的に、同じような経験をしてないか、過去の記憶を遡ってもらうのも
一つの手かもしれません。
花粉症はもうこのまま諦めるしかない、
これからも上手に付き合っていくしかない、
そんな声を聞くこともあります。
ですか、それを決めてしまったのは誰でしょう?
自分の身体は自分のものです。
自分でどうしていきたいかは、自分で決めていいのです。
次の春には、身体に変化が感じられますように。
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