風邪をひく意味「風邪が教えてくれるメッセージ」
こんにちは、橋本麗子です。
身体が伝えるメッセージを受け取る事で、自分本来の生き方に気付き、
人生を変えていくお手伝いをしています。
本日は、風邪についてお話しさせていただきます。
風邪の語源について
「風邪」の「かぜ」には、か=「気」、ぜ=「風」の意味があり、風邪が気を運んでくる。
それも、風によって「邪気」が運ばれてくることから「風邪」と呼ばれるようになったようです。
そして、私たちは、「病気」は「かかる」という言葉を使いますが、
「風邪にかかる」と言わず、「風邪をひく」と言いますよね。
「ひく」とは、こちらに引き寄せるということ。
つまり、なんだかよくわからない邪気を身体の中に引き込んでしまった状態を
「風邪をひいた」というのが、語源からも読み取っていけます。
風邪の原因について
実際、医学上でも風邪は、
を言いますよね。
本来息をするときは、鼻から呼吸をするので、ウィルスは鼻から入ってきます。
そのために鼻には鼻毛があり、ウィルスなど体内に入って欲しくないものを
ちゃんと身体は排除するように作られています。
(人間の身体は素晴らしい。必要だからあるのです。)
万が一、そこをすり抜けたとしても、身体が健康であれば免疫細胞がきちんと活動して、
侵入したウィルスを撃退してくれます。
ですが、疲れが溜まっていたり、気にやむことがあって自己免疫力が下がっていると、
ウィルスはスルリと体内に入り込み、症状を起こしてしまいます。
鼻に症状が出るもの、鼻が一生懸命ウィルスを外に出そうとしているからで、
鼻をかんだティッシュには、ウィルスがついています。
すぐに捨てて手を綺麗にしてもらえると広がる可能性は減ってくるはずです。
また、喉の炎症を起こす風邪が多くなったのは、
口呼吸になった方が多くなり、ウィルスが直接口から入ってきてしまうようになったからではないかと思います。
口には、鼻毛のように、まず最初に守ってくれる騎士がいませんから。
風邪のメッセージついて
風邪の症状がひどいのであれば、すぐにお医者さんにかかる必要がありますが、
お薬を飲みながらでも、
なんのために風邪を引いたのか、なんのためにこの症状が出ているのか、
そちらにも気付いてみて欲しい。それが身体からのメッセージです。
先ほど、「風邪をひく」は、なんだかよくわからない邪気を身体の中に引き込んでしまったと
お伝えしました。
そして、実際の症状も、体内にウィルスが入ったことにより発症します。
ウィルスというのは、本来自分の力では増えることができません。
体内に入り、細胞に寄生することでしか、自分たちを増やすことができません。
つまり、ウィルスの侵入を許し、寄生させてしまったという身体が伝える感情的な意味の中には、
という感覚を持っているということになります。
そのような感覚が潜んでいれば、
恐れ、不安、未来どうしていいかわからない、となるのも自然なことで、
恐れや不安があるゆえに怒りが湧いてしまう。。。
その感情を表に出しては、周りにも不安を与えるかもしれない、軽蔑されるのではないかもしれない、そんな理性が働き、抑えている可能性もあります。
また、「風邪をひく」という行為を体験することには、
その嫌な対象を避ける、距離を得ることができるメリットもあります。
例えば、嫌な人と会わなくて済んだ、会社を休んで溜まっている仕事から一時期解放された。
ずっとどこかで休みたいと思っていた、など。
「風邪をひく」ことで得られた結果に、「風邪を引きたかった」原因が隠されている場合があります。
人は、メリットがないことは、行わない生き物なんです。
風邪の症状からくるメッセージについて
ここでは、風邪からくるそれぞれの症状について少しお話したいと思います。
あくまで、それを意味するものですので、100%保証するではありませんが、
何か思い当たることはないかなとご参考にされて見てください。
発熱
熱も意味があるから、高熱が出ます。身体的には、ウィルスと免疫細胞が戦ってくれているゆえに発熱すると言われてますので、お医者さんに相談せず、薬を飲んでしまうのは、一生懸命戦っている戦士たちの戦力を止めてしまう行為になります。
ちゃんとご相談されてからお薬を飲んでください。
感情的には、熱が出る→熱くなる。つまり「熱く」なるような怒りを溜め込んでいる。
鼻づまり
呼吸をする際、鼻から息が通らない→息がしにくい。生命を維持する基本に対し、生きる喜びが持ちにくいと感じている。
匂いが嗅げない→何か感じたいのに感じ取ることができないという恐れがある。
喉の痛み
喉が痛い→飲み込みにくい。 何かを飲み込むのに抵抗がある。受け入れがたい思いが隠されている。
咳
咳が止まらない→話せない。口では表現できない、伝わらない。けれど抑えがたい吐き出したい感情を抱えている。
私が毎冬、毎月風邪を引いていた意味
ちなみに、私は、もともと子供の頃から身体が弱く、よく風邪を引いたり、吐いたり、お腹をこわしたりしていました。
大人になってもその状態が収まることはなく、
結婚後もその中で家事をし、生まれたばかりの長男の育児と愛犬の面倒を一人で抱えていた数年間、冬という季節が訪れる度に、毎月のように風邪を繰り返してました。
喉の痛みが1週間続いた後、十日ほど咳が全く止まらなく、
風邪が治っては、数日後にまたひくというのをずっと繰り返していました。
今思えば、見えない時間というものに襲われ、
「休みたい」、でも「一人でやらなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」という自分以外の誰かがジャッジする目ばかりを気にしていました。
育児も家事も何も手伝ってくれない夫に対し、怒りを感じていても、家事育児は私の仕事、
早朝から深夜まで出勤していた激務の彼に不服を言っても仕方がないと抑えていたのだと思います。
当時は、頼れる実家も遠く、家も引っ越したばかりで近くに気楽に育児の相談ができる相手もいなかったのです。
時折、遊びに来てくれる昔からの友人はいましたが、
私の性格をよく知っていたので、「やんちゃ盛りの男の子とワンちゃんがいる家ではない。休んでる?」とよく言ってくれてました(笑)
この後は、体調不良が当たり前のように続いていましたが、まだ若かったから無理が効いていたのだと思います。
この時、「たかが風邪」「風邪くらいで休んでいられない」そんな風に考えていた意識を立ち止まって考える勇気があったら、その先違っていたのかもしれません。
本日のまとめとアドバイス
「風邪は万病のもと」と言われていますよね。
これは、風邪から大きな病気へと発展したり、
風邪と軽く考えていたら、もっと違う病気だったことから言われています、
人間の健康を支えてくれているのは、免疫機能です。
本来なら自然治癒力というものが備わっているのに、
全てはそこのバランスが崩れているということ。
免疫が下がるような生活習慣を続けてしまっているということです。
そこに気付いて見直せば、心も身体も生活も整っていきますが、
見えない何かに襲われ続けることが何年も継続すれば、その先身体にどれだけ負担がかかり、どのようなことが起きるか想像ができると思います。
ぜひ、風邪を引いてしまったから薬飲まなきゃ、と症状を安易に押さえ込むのではなく、身体が表現したかった本当の自分の想いにも耳を傾けて見てください。
些細なことかもしれませんが、そこに気付き意識することで、考えが変わり、行動が変わり、
それに伴い未来の絵も変わってきます。
この世にたったひとつしかない唯一無二の身体をぜひ慈しんでくださいね。
皆さんで「病を寄せ付けない生き方」をしていきましょう♪